267)佐々木組合長「戸島ブリの生き残りをかけ、関係者が一体となって幅広く宣伝したい」

11月17日の愛媛新聞の記事です。記者は石田一真さん。
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記事を全文書き起こしてみます。(太字は私の施しです。)

 宇和島市の戸島で育ったブリを用いた缶詰の試食会が16日、同市恵美須町2丁目のブリ料理専門店「とじま亭」であり、関係者らが販路拡大に向けた新商品に期待を寄せた。
戸島産ブリは高品質飼料で肉質がよく鮮度も落ちにくいのが特徴。生産者が中心となって「戸島一番ブリ」としてブランド価値の向上を図っている。
新商品の缶詰開発は、販売促進生産者の所得向上へ向け、うわうみ漁業協同組合(佐々木護組合長)が主体となって6月から着手。養殖業者へのヒアリングなどを経て、ぶり大根、照り焼き、おこわ、ゆずみそ煮の4種類を作った。18~24日に名古屋市で開かれる「愛媛県フェア」に出品し、生産者自らが出向いてPRする予定。
試食会には生産者や市職員ら7人が参加。匂いや食感を確かめながら「ブリに味がよく染みている」「ユズとの相性がいい」と感想を出し合っていた。佐々木組合長は「戸島ブリの生き残りをかけ、関係者が一体となって幅広く宣伝したい」と話した。
今後、フェアでの消費者の反応を参考にして販売価格などを吟味し、高級贈答品として県内や首都圏での販売を目指す

「戸島一番ブリ」としてのブランド価値向上
販路拡大販売促進
生産者の所得向上
ここ。本当に応援したいですよね。

うわうみ漁協の佐々木組合長さんは
「戸島ブリの生き残りをかけ、関係者が一体となって幅広く宣伝したい」
「高級贈答品として県内や首都圏での販売を目指す」
そうおっしゃっています。

私たちは宇和島の魚が美味しいことを知っています。
生産者の方々が必死になって頑張っていらっしゃること、その思い、その行動を知っています。
宇和島市民。宇和島出身ながら今は域外で暮らす人。加えてヨソモノながら宇和島ファン。
宇和島の素晴らしい食を FacebookなどSNSやブログなどを使って、私たちにできる方法で全国に宣伝をしてまいりましょう!口コミ。ナマの声で伝えてまいりましょう!
南予・宇和島のよさを伝え、盛り上げてまいりましょう!

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(写真は「愛媛新聞ONLINE」から)

今回の試食会は、ブリ料理専門店「とじま亭」でありました。

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(写真は「YOMIURI ONLINE」から)

「とじま亭」はこのような思いのなかで始まっています
開店当初の時期。「YOMIURI ONLINE(2013年12月02日)」は次のように伝えています。

「戸島一番ぶり」専門料理店を開店藤川亜矢子さん52(宇和島市)

宇和島市街の沖約20キロの宇和海に浮かぶ離島・戸島(とじま)では、県のブランド魚「戸島一番ぶり」を養殖している。身が引き締まり、鮮度が落ちにくいのが特長だ。戸島一番ぶりだけを味わえる料理店「鰤(ぶり)料理とじま亭」が10月10日、同市中心部にできた。切り盛りするのは、戸島の養殖業者の妻、藤川亜矢子さん(52)「お父ちゃんが一生懸命育てたブリをみんなに知ってほしい」という一念だという。(聞き手・大北恭稔)

――戸島はどんなところですか

人口400人足らずで、うち半数は60歳以上。若いときは退屈だと思ったけど、冠婚葬祭から運動会まで、みんなで盛り上げ、手伝い合うという人情がある。住めば都ですよ。

島の周囲には3方向から潮が流れ、よどみがない。だからおいしいブリが育つ。

――今はブリの出荷が最盛期です。ご主人の保志さん(59)は忙しいでしょうね

養殖を始めた20年前から休む間もなく働いている。毎日、ブリの様子を観察し、世話をして、日誌を付けており、気が抜けない。普段は毎朝5時前に起き、午前7時半には沖で餌やりをする。今は午前5時、ほかの養殖業者とともに共同で出荷作業を始める。努力次第で天然物にも負けないいいブリが育つので、やりがいがあると思う。

――どうして料理専門店を開いたのですか

ブリを一本でも多く売りたいというのが目的だが、紆余(うよ)曲折があった。養殖物は日本海の天然物との競争で苦戦してきた。赤潮の被害にも遭い、燃料の高騰も厳しい。2005年、旧戸島漁協の女性部員らと、手軽に食べてもらうことを目指すグループ「とっとまむ」をつくった。名前は「とっと」(関西弁の魚)と「まむ」(お母さん)を組み合わせた。押し寿司(ずし)、ピロシキ、薫製などに加工し、イベントなどで売ってきた。確かにファンもいてくれる。でも売れ行きは伸びない。

そこで、原点に返って刺し身を食べてもらおうと考えた。料理として食卓に出せば、子どもでも食べてくれる

――店の反響はどうですか

開店後1週間は戸島に帰れないほど忙しく、急きょスタッフを当初の6人から倍に増やした。予想以上ですよ。戸島から毎日、新鮮なブリを仕入れているからだと思う。女性グループ、観光客、単身赴任者も立ち寄ってくれる。

スタッフは50歳代の女性部員がほとんどだが、みんな表情が明るく、活気がある。何でもみんなで協力し合う戸島の気風のおかげだと思う。

こちらがその記事です。
http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/feature/CO004272/20131201-OYT8T00812.html

戸島と戸島のぶりに関しては次の2つの記事もぜひご覧いただきたいです。
「とっとまむ」のことについても紹介しています。

232)宇和島「とじま亭」 ”往復3万円かけても食べたいごはん”との声も

こちらでは、戸島の生産者の方々の熱い思いが伝わってきます。

200)戸島を誇り高い“ぶりの島”として子供らに残してやりたいんです (元気島プロジェクト)

戸島ぶりプロジェクト
今回の取り組みを発信しています。

戸島ブリ販売プロジェクト
宇和島水産高校 水産食品科も関与しています。

自然派缶詰 カンナチュール
宇和島の戸島一番ブリを使った缶詰がついに明日テスト販売開始になります。
名古屋のラシックにて18日〜22日の5日間開催される愛媛フェアでこちらの商品が販売されます。

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