362)このまちと共に 未来を築く大きな一歩を ― 2018年度 宇和島青年会議所スローガン ―



宇和島青年会議所は、今後の宇和島を担う若きリーダーの方たちの集まりだと思います。
2018年1月。その宇和島青年会議所の第64代理事長に就任された、
久徳壮一郎さんの理事長所信がアップされています。
重要な問題認識の提示と取り組みの方向性を示されていると感じました。
キーワードは「郷土愛」「大人の本気」「大人の背中」「ヒトの魅力」。
その一部を抜粋してみます。

未来への投資
学歴主義の進んでいる日本では、高校卒業後の地方から都会への人口流出に拍車が掛かっています。都会と地方の大きく、そして埋め難い隔たりの根本ひとつに、教育の地域格差があります。より高いレベルの教育を望むものはより都会へと羽ばたき、都会で就職し、都会で結婚し、都会で定住するため、故郷に帰ってくるタイミングを失っている若者も多いのではないでしょうか。向上心を持つ若者が、より充実した教育環境を求めて都会に出ていくことは、とても素晴らしいことです。しかし、一方的に若者が都会へ流出するだけでは、地方都市は消滅していくほかありません。就職のタイミング、または結婚のタイミングなど人生のターニングポイントで、故郷に帰るというような選択肢を引き出さなければなりません。そのためには「郷土愛」をより強く、温かく育んでいく必要があります。子供の時代に育まれた「郷土愛」こそが、未来のこのまちのための大きなエネルギーに変換されていくことを疑いません。(公社)宇和島青年会議所がこのまちの未来のために、今やっておくべきことを改めて考えていく必要があります。

むすびに
このまちに住みたいと想う「郷土愛」を育んでいくためには、次世代を担う子供たちに対して、大人が本気でまちづくりに取り組む背中を見せなければなりません。まちに住む“ヒト”の魅力は、まちの魅力そのものです。魅力のない大人が集まる故郷へ子供たちは帰りません。(公社)宇和島青年会議所はまさに、今までもこれからも、本気でまちづくりに取り組む魅力的な大人の集まりです。宇和島青年会議所メンバーが一丸となって、子供たちが帰りたくなるまちになるために、まちづくりに本気で取り組む背中を見せていきます。そして、未来を築く大きな一歩を、このまちと共に歩んでいきます。

理事長所信の全文

各委員会の基本方針もそれぞれの委員長から示されています。
以下、その一部を抜粋します。

楽しくすればいいじゃない
総務広報委員会 委員長 河田 大樹

総務広報委員会の活動の一つに例会運営があります。例会は青年会議所活動においても一番基本的で重要な会です。

情報発信としてホームページを活用し、事業活動報告、ブログから宇和島青年会議所メンバーが本気でまちづくりに取り組む姿を発信し、(公社)宇和島青年会議所の認知度を高め、地域の魅力あふれる仲間の拡大に寄与します。

想いと熱を持つ、すなわち「本気」で取り組むことで、楽しさが生まれ士気の向上へ繋がると考えます。「縁の下の力持ち」として各委員会をバックアップしていくとともに、下から熱を伝えていくことで、メンバーの魅力をさらに引き出し、成長を促す組織を確立していきます。

総務広報委員会 基本方針(全文)

このまちと共に成長し、自ら研鑽できる人材の育成
人材開発委員会 委員長 阿部 紘士

現在、宇和島圏域は高齢化が進み、若者もまちを離れたきり、都会で定住し地元に帰ってこない状況が長く続いています。そのような状況下で私たちができることは何かと考えたとき、宇和島の魅力を高めること、特に人材の魅力を高めることが必要だと感じました。今このまちに住んでいる子供たちに、私たち自身が地域への想いを語り、率先して行動する魅力あふれる人材になることで、このまちへの郷土愛がより強くなると考えます。

人材開発委員会 基本方針(全文)

「戻りたいふるさと」の創造
まちづくり委員会 委員長 滝澤 祐輝

私達が、生まれ育った場所を「ふるさと」だと感じるのは、そこに沢山の思い出と強い愛着からなる「郷土愛」があるからです。「郷土愛」を育み、「戻りたいふるさと」を創造しなければなりません。

そのためには、次世代を担う青少年に歴史・文化・地域の現状などを知ってもらうことから始まります。それらを理解したうえで地域をより良くしたい、もっと多くの人に地域のことを知ってほしいという、想い溢れる青少年を育成する事業を行います。また自然豊かなこの地域には、海産物をはじめ世界に誇れる多くの食材があります。その食材を活かし高校生や市民の方と協同で、この地域に新しい食文化を創造する事業を行います。若い発想で作られた新しい食文化が完成し根付くことによって、今までにはない「郷土愛」が生まれると考えます。

まちづくり委員会 基本方針(全文)

未来のために、強固な組織を築く
ブロック支援特別委員会 委員長 森岡 健三

(公社)宇和島青年会議所は本年度、愛媛ブロック協議会の会長を輩出します。 我々、ブロック支援特別委員会はブロック会長を支えると共に、一年間、盤石な愛媛ブロック協議会の運営を行います。

ブロック支援特別委員会 基本方針(全文)

切磋琢磨
人材発掘特別委員会 委員長 宮本 昌明

宇和島は本当に魅力の溢れるまちです。宇和海の穏やかな気候が育む柔和な人柄や自然豊かで美しい景観や美味な海と山の幸。数え上げれば切りがありません。しかし、地方都市の弱みで高齢化と人口減少に歯止めが効かないのが現状です。

これからの(公社)宇和島青年会議所は、この魅力溢れる宇和島の発展に本気で取り組む必要があります。2018年度スローガン「このまちと共に 未来を築く大きな一歩を」のもと、人材発掘特別委員会は切磋琢磨して誇りをもって未来を考え、行動する仲間を募ります。

人材発掘特別委員会 基本方針(全文)

公益社団法人 宇和島青年会議所

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