299)「顔の見える関係」を構築  地域包括ケアシステムとは何か


愛ほっと社長の久徳さんは、ホームページでこうおっしゃっています。

「愛ほっとを立ち上げて5年…。介護の充実により地域に貢献したいという気持ちで始めた…。」

もちろん介護は久徳さんのご専門の分野だとは思うのですが、すごいなと思ったのは介護そのものが目的なのではなくて、ご自身の専門を通じて「地域に貢献したい」とおっしゃっているということです。
より大きな上位のニーズあるいは目的を意識して、そのうえでご自身の強みをどう活かしていくか。そういう発想をされているのですね。

「愛ほっとの思い」のページには次のようにあります。
特に「3、地域包括ケアシステムの必要性」の部分をご覧ください。

2月17日(金)に「若手介護職員スキルアップ研修」が開催されるようです。
愛ほっとの「株式会社アクティブモア」が共催になっています。全6回。
第1回から第5回までは、まさに介護に従事される方の専門的な内容になっているのだと思います。第6回は「地域包括ケアシステム」がテーマになっています。

ここからは個人的な考えになってしまうのですが、これからの「地域包括ケアシステム」は単に要介護者と介護者の問題にとどまらず、地域で暮らす全ての人に関係する地域全体のあり方の問題であるように思います。
大げさに言えばその地域がどんな地域であるのか。その地域の特性を規定する重要な要素の一つになっていくように思うのです。
そして、よりよい「地域包括ケアシステム」を構築していくうえで、地域の方々のつながりが強い南予・宇和島には大きなアドバンテージがあると感じます。

研修の第6回の詳細な内容は知らないのですが、もしかしたら広く市民に理解していただく価値がある内容なのかもしれないと思いました。(なお、今回の研修の対象は広く市民ということではありません。念のため。)

地域包括ケアシステムの5つの構成要素と「自助・互助・共助・公助」

地域包括ケアシステムについて(総理大臣官邸のサイトから資料(PDF)をダウンロードできます)

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