298)「ふるさと宇和島学」宇和島・吉田など児童50人 教育委員会の郷土愛育成事業

地域の担い手となる子どもたちに愛郷心を育む事業。
これからの地域にとって本当に大切な取り組みだと感じます。理由は次の愛媛新聞の記事のあとに記述します。記者は山内拓郎さん。

南予・宇和島は、若者の流出や少子高齢化による人口減少という困難に直面しています。
人々の…、愛郷心を含む価値観はどのようにして育まれるでしょうか?そしてそれは大人たちの子供たちへの関わり方と関係があるでしょうか?
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子どもたちの宇和島への愛着・愛情は放っておいても自然に生まれるものでしょうか?

「魚はまずい、あんな生臭いものをよく食べるな!」そう言い続けられて、そして実際に美味しい魚を味わうことなく育った子どもはどんな大人になるでしょう?

「お刺身は美味しいね、たたきも美味しいね、煮付けも美味しいね、塩焼きも美味しいね。お魚食べられてありがたいね。漁師さんのおかげだね。」そうやってお母さんがつくってくれる手料理を家族と一緒に笑顔で食べて育った子どもはどんな大人になるでしょう?

「宇和島には、企業がない、仕事がない、大学がない、お金がない、さびれている。」
そう言い続けて子どもたちを育ててきてしまってはいなかったでしょうか?
仮にそれが事実であったとしても、子どもたちに伝えたいのはそのことなのでしょうか?

宇和島を愛せない人が、宇和島のために困難に向き合うことがあるでしょうか?
宇和島を愛している人が、困難を理由に宇和島をあきらめることがあるでしょうか?
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もし、地域社会が一致団結して地域の担い手の育成に関わることができるなら、結果の保証はないかもしれませんが、少なくとも宇和島には希望があると感じます!
これまで再三ご紹介してきたように宇和島にはそうした取り組みが既に幾つもあるのです。
しいて課題をあげれば、現状はそれぞれの取り組みは、それぞれ、ばらばら、ほそぼそかもしれません。

少し前のものですが、次のリンク先の記事も是非ご覧になってください。
ちょっと感動的ともいえる取り組みです。
この子たちは、松山城と松山に、きっと自信と誇りと愛情を持った人材に育っていくと思いました。
http://himag.blog.jp/46803464.html

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