210)宇和島で若い人も大人も 「たった一度の人生を変える勉強をしよう」

今回ご紹介する動画は…

宇和島の社会人(ビジネスマン)、学校の先生、塾やクラブの指導者、お父さんお母さん、そして若者や子どもたち(中学生以下にはちょっと難しいかな)…。そういう人たち全てにとって参考になる動画だと思います。

藤原和博さん。
リクルートで要職を務めたあと、2003年から東京都杉並区の和田中学校で民間出身の校長先生としての5年間の任期で実績を残した方です。グロービスの「あすか会議」での講演の動画です。
1時間10分あります。視聴する価値はあると思いますのでお時間のある時にどうぞ。

どういう内容なのか、動画の後に少し導入部分を紹介しておきます。
(カッコ内)は私の感想です。

【導入部分の内容メモ】
2分38秒~
マネジメントの力で学校がどれほど変わるか
2003年から5年間。169人最小の学校だった杉並区の和田中。450人の最大の学校になった。
成績は23校中の21位ぐらいをうろちょろ。トップに立った。今もくずれていない。
マネジメントが変わると学校が変わることを証明した。
「よのなか科」「学校支援地域本部方式」。地域社会を学校の中に取り入れる。
(宇和島では学校が地域に出ていくスタイルがいいかもしれない)

4分37秒~
「情報処理力」から「情報編集力」へ。そして「つなげる力」。
これでビジネスも開けていく。
個人の人生も開けていく。
子育て中。子どもの教育にもかかわる。

5分23秒~
つながる力が上がると稼ぎが上がる。
(仕事にも大いに関係のある内容。お講文化に象徴されるように宇和島にはつながりがそもそもある。そこにチャンスがあるはず。)

7分7秒~
20世紀成長社会から、21世紀成熟社会へ
(高度成長期の意味や成熟社会の意味、、土着社会から流動社会への意味、価値観の多様化の意味については、機会を改めて考えてみます。そのことで「みんな一緒」から「一人ひとり」への意味が見えてくると思います。)

8分7秒~
ビジネスの視点で見たときの「みんな一緒」から「一人ひとり」へ

10分6秒~
抽象的概念を伝えるために、5連発ぐらいで具体例を出すこと
(宇和島での具体例を出すなら、うわじま子ども観光大使、職場体験学習、元気うわじまサポートバンク、水産高のフィッシュガールやビジネスグランプリなどの活動、南校のスーパーグローバルハイスクール、東高のスーパーサイエンススクール、カタリバ、インターン、地域おこし協力隊などなど具体的実例はいくらでもあります。そもそも幕末から明治にかけて、宇和島は教育で(藩校における上下左右のつながりによる教育で)、日本を大きくリードした地域でした。)

18分30秒~
必要な教育。
正解主義(正解を当てる力)から、修正主義(納得解をつくる力)

22分39秒~
アクティブラーニング
(関心があるかないか)

23分7秒~
ブレーンストーミングの一生使えるコツ
(PTAの会議でも使える…)

29分56秒~
2020年の入試改革
これまでの「情報処理能力」から今後の「情報編集能力」に求められるものが振れていく
今、中学1年(今年の2年)以降の子どもは新しい入試と向き合うことになる。
キーワードは「アクティブラーニング」。考えながら自分で納得していく。主体的に学ぶようなスタイル。)
アクティブラーニングのモデルが「よのなか科」。
(宇和島には、そのアクティブラーニングの小さなモデルが現実に幾つも存在している。問題点をあげるとすれば、それぞれの活動が、それぞれに、ほそぼそと、ばらばらに行われている感が拭えない。地域を担う人材の育成に関して一つにまとまって連携できれば新たな可能性が生まれるように思います。)

30分42秒~
学校の先生と地域のつながりが必要な理由

30分50秒~
「チーム学校」という考え方

47分~
稼ぎをアップする方法

53分30秒~
「希少性」(宇和島にはある)

導入の紹介はこれぐらいにしておきます。

次回以降も和田さんのプレゼンを取り上げたいと思います。

なお、グロービスの「あすか会議」とは次のようなイベントです。
「あすか会議」は、グロービス経営大学院の教育理念である、「能力開発」、「人的ネットワークの構築」、「志を培う場」を継続的に提供することを目的として開催する800人規模のカンファレンスです。2005年に第一回を奈良県飛鳥で開催したことから、「あすか会議」(ASKA=Assembly for Synergy, Knowledge and Ambition)と名付けました。ご招待する政治家、経営者、学者、マスコミ、教員の方々とグロービスのMBAプログラムの学生・卒業生だけが参加できます。

フォローする