141)黒田旗幟店(黒田勉さん)

宇和島の持続可能性について、黒田さんは次のようにおっしゃっています。
「維持するとは、宇和島の文化でもあるこの技術を自分の代までではなく、引き継いでいくこと。」

変わらないもの
~宇和島に対してはどんな想い入れがありますか?
生まれてからずっとこの土地で育って、この土地で仕事をしてきたので、宇和島が変わっていく様子も、変わらないところも見てきました。
昔、祖父が色をつけた幟を、市役所の目の前の川で洗っていたんですが、その川は現在埋め立てられています。自分が子どもの頃は土でどろどろになって遊んでいたはずが、今は道にすら土がなくなってしまいました。
そうやって変化していくところもあれば、宇和島の言葉や、人付き合い、文化は変わらずに残っているとも思いますね。

守ることの難しさ
~最後に、黒田さんのこれからの夢を教えてください。
現状を維持することです。簡単なようで難しいことです。
維持するとは、宇和島の文化でもあるこの技術を自分の代までではなく、引き継いでいくこと。そのためにもまず自分が楽しんで仕事をするのが一番ですね!

黒田勉(全体)

フォローする