243)「この絶景をぜひその目で確かめて楽しんでもらいたい」 NPO法人段畑を守ろう会理事長 松田鎮昭さん

はじめて訪れた時の遊子の段畑の光景。あの時の感動を今も忘れません。
段畑のたもとでおばちゃん(おばあちゃんかな?)といろいろ話をしたことも。
市役所前の徳田理容店で見せてもらった写真集?(戦後くらいからの写真でしょうか、宇和島の人々の生活の姿を綴ったものだったと思います。)
遊子の人たち。さぞかし過酷な生活環境だったと推察するのですが、あふれるような笑顔の地域の人たちの様子が印象的でした。
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「この段畑は人々の暮らしの象徴。先人の苦労がそのまま伝わる風景なんです。」
古くから豊かな漁場であった宇和海。沿岸部の集落のひとつだった水荷浦は生活水が乏しく、嫁いでくる際にはまず水を担いで運んできたと言われることから、その名がつけられたのだそうです。暮らしのためのサツマイモ作りや養蚕が行われてきたのが、この石段積みの畑だったのだそう。
昭和29年からこの石垣の畑そのままにじゃがいもの栽培が始まります。近隣のじゃがいもは4月下旬から5月にかけての収穫ですが、水荷浦では4月初旬に収穫が可能なことから高値での取引が叶ったからです。早掘りしても美味しい理由は、ダントツの日当たりと水はけの良さに加え、石が太陽の熱を吸収して土を暖め、熱を保つことで夜間の温度低下を防ぐから。海から吹きつける潮風が甘みを出すのか、ホクホクと味のあるじゃがいもになるのだとか。ここではじゃがいものみを栽培しており、精品率の高さも特徴です。

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http://www.aifood.jp/ehimesyokuzai/?p=2191

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