207)宇和島の神髄! 第50回 和霊大祭・牛鬼祭り(7月22日、23日、24日)

これぞ宇和島の祭り! 今年もこの時期がやってきました!
勇ましく牛鬼の上に立っているのは、そう彼ですね!
牛鬼祭り 60
(写真はこちらからお借りしております。http://www.shikoku.gr.jp/file/show/1508.jpg?width=200&resize%5Bwidth%5D=200&1392474906)

22日のガイヤカーニバルからスタートして、24日の走り込みでクライマックスを迎える、宇和島の祭りを追ってみます。

ガイヤカーニバルとは
宇和島まつりの催しとして、昭和45(1970)年から、毎年「宇和島おどり」が踊られて来ました。~~~
「若者になじみやすいもの」を考えてはどうかとの強い要望がありました。

このような提言を踏まえ、~~~これから21世紀を担う、若者になじみやすい、しかも情熱的でリズミカルなものを、導入することが望ましいとの結論に達しました。新しいおどりがまつりを通じて、市民のコミュニケーションの場として、大きく広がり地域の起爆剤となり、宇和島まつり 和霊大祭が、四国三大まつりと言われるように、この「うわじまガイヤ」が徳島の阿波踊り、高知のよさこい踊りと並ぶ四国の三大踊りとなるようにとの期待をこめ、 昭和63(1988)年より、募金活動を実施、新宇和島おどりは、芸能界で著名な宇崎竜童(うざき りゅうどう)氏に作詞作曲を、また振り付けは、ピンクレディー等の振り付けで有名な、宇和島南高校出身の土居 甫(どい はじめ)氏にそれぞれ依頼し、新曲「ガイヤ・オン・ザ・ロード」のリズムにのった「うわじまガイヤ」が誕生しました。そして、うわじま牛鬼まつりの前夜祭として7月22日に「うわじまガイヤカーニバル」が開催されました。

色とりどりのコスチュームに身を包んだ若者たちが、「ガイヤ・オン・ザ・ロード」のリズムに乗ってダイナミックな踊りで真夏の夜を彩り、それから毎年宇和 島が一番熱く燃える日として「ガイヤカーニバル」は定着し、年々参加チーム参加人数は増加し、うわじま牛鬼まつりの初日を飾る、無くてはならないイベントとして定着しています。

動画はこちらから。牛鬼のねりのあとにPUMP UPのみなさんの躍動的なガイヤが見れます。
2013 ガイヤカーニバル ☆ PUMP UP CREW♪ SideCamera

牛鬼の歴史
「豊臣秀吉が加藤清正に朝鮮出兵を命じた文禄の役(文禄元年・1592年)に武将加藤清正が韓国の慶尚道・晋州にある、晋州城を攻めるときに、亀甲車を造って城の上から射おろす矢や、投げつける石を防いだのが始まり」と言われている。亀甲車とは、堅板で箱の形を作り、それを牛革で包んで、牛の生首を棒に刺しその先に掲げ、中に兵士が入って攻め戦ったものと言い伝えられている。
文禄2年6月に、それぞれの大将は、兵を合わせ、晋州城をとり囲んだ。清正(加藤清正)の兵士は城の周囲を埋めつくし、竹で作った楯をかざして応戦したが、城の上から射おろされる矢や、投げつけられる石は、雨が降り注ぐようであった。清正は、そこで、亀甲車というものを造り、その車に兵士を乗せて、城の下にせまり城の根元に穴を掘った。すると、城の高殿(こうでん)や、物見やぐらが崩れ落ちた。清正は、黒田長政とともに城に攻め入り、各大将もこれに続いた。

牛鬼の仕組み・組み立て

動画はこちらから。勇壮です。
宇和島牛鬼祭り2013年

宇和島人の心意気を示す和霊大祭のハイライト
毎年7月22~24日は「和霊大祭(われいたいさい)・うわじま牛鬼まつり」が開催され、牛鬼の練り歩きや踊りなどで、まちは祭り一色に染まります。
中でも一番の見どころは最終日に行われる勇壮な「走り込み」です。海を渡った神輿(みこし)が和霊神社に宮入りするとき、勢い良く走り込んできたことから、走り込みというようになりました。

動画はこちらから。ラストは感動的です、全員が祈るように応援をし、最後は喝采です。
宇和島 和霊大祭2015 クライマックス 走り込み

和霊大祭・牛鬼祭りについては藤田圭子さん(当時)の記事を紹介させていただくことをもって替えようと思います。一部を抜粋しました。
なお、この方は以前にも次の記事でご紹介した人です。
82)宇和島のシゴト人 愛媛新聞宇和島支社の藤田圭子さん(当時)

ガイヤという名の故郷の祭り
2005年06月29日(水)
早大政経学部4年 藤田圭子
本来の祭りは宇和島伊達家家老の霊を慰めるための和霊大祭。また、海の祭りとしても古くから賑わってきた。私の両親が幼い頃の楽しみといえば、この和霊大祭だったと聞く。祭りになると、船に乗り合わせて宇和島湾へ行き、祭りの間は、丘に上がったり、船中で寝泊りして、楽しんだのだという。

私が知る限りでは、そこまでの賑わいは失せてしまっていた。しかし、この数年で又、息を吹き返しつつある。特に高校生くらいの子どもたちが、この祭りを楽しみにするようになっている。私も宇和島の何を誇りに思うかと言われると、この祭りを挙げる。あれだけ多くの人の笑顔に出会えるのは、宇和島ではこの祭りが最高の機会だと思う。普段は閑散としてしまった宇和島に、熱気があるのが何よりも嬉しいのだ。

この3日間を大まかに分けると、初日がガイヤ・オン・ザ・ロード、2日目が宇和島音頭、3日目が祭りのフィナーレを飾る走り込みだ。若い人たちの人気を集めているのは、この初日に行われるガイヤ・オン・ザ・ロードである。通称「ガイヤ」。ガイヤとは地元の言葉で、「スゴイ」というニュアンスを含んでいる。(しかし、この言葉の持つ意味はとても広く、私には標準語に置き換えることはできない。)

イベントプログラム1

イベントプログラム2

イベントプログラム3

牛鬼まつり50年のあゆみ

スケジュール1

スケジュール2

http://ushioni.gaina.ne.jp/ http://ushioni.gaina.ne.jp/page0100.html#cont4

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