宇和島城。宇和島の文化というか、宇和島人の気質というか、その象徴のような城。
城郭ライターの萩原さちこさん(城メグリスト)の連載記事です。
とても親しみやすい語り口ですが、宇和島城の独自性をよく伝えてくれています。
天守入口も特徴がある。明るく開放的で、屋敷の玄関のような歓迎の雰囲気が感じられるはずだ。寺社建築に見られる大きな唐破風(からはふ)が施された、格式高いつくりだ。広々とした空間に唐破風をあしらったこの玄関は、侵入者を迎撃する意図はないのだろう。
子どもたち(地域の担い手)がそれを知っているか、いないか。この違い。
地域の担い手が地域に関心や愛着を持てるか、そうでないか。この違いは大きいですね。
連載の第2回の記事のリンクはこちらです。
http://www.asahi.com/and_travel/articles/SDI2017011368451.html
連載の第1回の記事のリンクはこちらです。
http://www.asahi.com/and_travel/articles/SDI2017010664221.html最大の特徴は、縄張(設計)だ。四角形に見えて実は五角形で、二辺は宇和海に、三辺は堀に囲まれていた。宇和島城下を歩いていると方向感覚を狂わされるのだが、これぞ高虎の狙いなのだろう。地形を利用して攻めにくい縄張を完成させたとも、地形上どうしても五角形にせざるをえなかったともいわれるが、いずれにしてもさすがは高虎とうならされる。
次回は1月23日だそうです。
萩原さちこさんのサイトです。