335)宇和島市の小学生92人減、中学生72人減(平成29年5月1日現在) どう考えるべきか…

宇和島市の児童生徒数が公表されています。(平成29年5月1日現在)
昨年の数字と比較すると、小学生が92人減、中学生が72人減となっています。
こちらをご覧ください。この表の下に若干コメントします。

表の右欄外に「昨年の5月の数字(全校児童生徒数)」とその「増減(今年との比較)」を入れてみました。
増減の数字が「赤」は減少していることを示しています。
減少した学校は、学校名も赤字で表示してあります。

小学生は全体で92人減、中学生は全体で72人減という結果になっています。

「こんなにも減っている」と認識するか。
「減少と言ってもこの程度か…」と認識するか。
どのような感想を持たれましたか。

危機的な状況か、それほどでもない状況か、どちらでしょう?

明倫、和霊、番城小学校を薄黄色に塗っています。
この他の小学校では、各学年を安定的に2クラスを維持するのは難しいかもしれません。
もっと言うと、学年1クラスを維持することすら微妙な学校も少なくない。

城南、城北、城東中学校を薄黄色に塗っています。
それ以外の吉田、三間、津島中学校は、学年3クラスとするのは難しいかもしれません。

40歳代以上の方は、在学当時、1学年何クラスだったかを思い出してみて欲しいと思います。
この状況の変化に驚かれる方もいらっしゃると思います。

ほぼ日本中の自治体で同様の現象が進展しています。
このトレンドを変えることは可能でしょうか?
それとも仕方がないこととしてあきらめるしかないのでしょうか?

「根本的原因」とその結果生じる「症状や現象」…。
そこをしっかりと峻別して突き詰めて考えたとすると、その根本的な原因とは何でしょうか?

「原因」ではなく原因から派生する「症状」に手を打つことを「対症療法」といい、「症状」ではなく、そもそもの「原因」に対して手を打つことを「原因療法(解決策)」と言います。

根本的原因を明らかにしない限り、根本的対策を打つことはできません。
「制約理論(TOC :theory of constraints)」 がそれを明らかにしてくれます。
逆にいえば、そこがわかれば、打つべき手が見えてくるということですね。

実は答えは既に出ています。
(実行は必ずしも容易ではありませんし、市民の団結が死活的必要条件ですが…)
南予・宇和島には充分すぎるほどの優位性と可能性があります。
それを活かせるかどうか。この一点にかかっています。

地域のリーダーとして誰を選ぶべきか、そしてそのリーダーを支え、市民一人ひとりがどのような行動を起こせばいいのか、その答えがそこにあります。

次回以降、そこを詳しく見ていきます。

178)宇和島の人口減少の原因とは何か?これからどうなるのか?

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