今後の宇和島にとってとても大きな意味を持ちそうな事業です。
宇和島南中等教育学校が先行指定されています。
結論を端的に言えば、ポイントは次の3点に集約できるように感じます。
① 協力企業や事業者がどれだけいるか?
② 推進委員会を作れるか?
③ 推進委員会が機能するか?
まずは記事をご覧ください。5月3日の愛媛新聞です。記者は、伊藤絵美さん。
記事の見出しはこうです。
【職場体験】中学生にやりがい伝えて
受け入れ企業募集 県教委
あらゆる単位での協力と、連携が望まれますね。
その実施時期は11月13日~17日です。準備を進めましょう。
冒頭、ポイントは3点だと申し上げました。
ポイント① 協力企業や事業者がどれだけいるか?
宇和島には既に幾つもの取り組みが存在しています。大きな可能性があるということですね。
ただし、これまでは、それぞれ趣旨の違う制度や枠組みであったり、それぞれ独自の取り組みであったりしていますのでバラバラ感はあります。でも地域の担い手を育成する、地域の魅力や地域の仕事のやりがいを伝えるという本質においては重なっています
そこを「それぞれ、ばらばら、ほそぼそ」の取り組みではなくて大きな方向性で重ね合わせていけばいいんですね。「あ×う」です。
ポイント② 推進委員会を作れるか?
これも既に母体の種はあると言っていいでしょう。そしてここの課題もやはり「それぞれ、ばらばら、ほそぼそ」です。
市の各部局や教育委員会はもちろんですが、商工会議所、商工会議所青年部、青年会議所といったところから、宇和島信用金庫さん、農協や漁協、水産高校の地域活動、うわじま子ども観光大使実行委員会、元気うわじまサポートバンク、少年消防クラブ、カタリバ実行委員会、まちづくりBeppin塾さんなどの組織的取り組み。
これにに加えて、ブランジュリ・リズさんなんかは高校生、中学生の職場体験学習の受け入れのために専用のユニホームまで作ったりしてますから個人事業主も大きな役割を果たす主体になり得ます。
このほか各校のPTAやPTA連合会とか、各種の学習塾や習い事の事業者、それこそナナココロさんとかまでも含めることができるかもしれません。
宇和島ヨットクラブも市長杯パールカップに子どもを招待した実績がありますし、お城を守る会では天守での体験宿泊会も実施しています。
これらの取り組みにについては、これまでこのブログでもたくさん紹介しています。まだまだ他にもたくさんあります。これからは地域起こし協力隊も含めて考えていくべきですね。
これまでどおり「それぞれ、ばらばら、ほそぼそ」でやっていくのか。
それとも、地域の産業、歴史、文化、レジャーなどを、体験を通じて、理解じゃなくて感じさせる。地域のよさと強みを心から共感させる。地域への自信と誇りと希望を獲得させる。
そうした活動、取り組みを通じて地域でそれに携わっている大人と子どもとの繋がり・絆、そういう関係性も深めていく(持続的継承を可能にするためです)。
そのためのそれぞれのメニューという考え方でそれぞぞれの取り組みの方向性を重ね合わせるのか。
もし後者なら、実行委員会はおそらくすぐにでもできそうです。そういう志を持った人がたくさんいるのですから。
ポイント③ 推進委員会が機能するか?
①、②で見てきたように、宇和島には既に状況、土壌はあるのです。
くりかえしますが、問題は「それぞれ、ばらばら、ほそぼそ」を束ねることができるかどうか。
言い方を変えれば、そういう方向性で事を進める意志をもったリーダーがいるかどうか。
そのリーダーを盛り立て、支えていくメンバーがいるかどうか。
ここに尽きると思います。
もう間もなくそのリーダーが立ちそうですね。これまでのあちこちでのご発言の趣旨などを思い起こしますと以上見てきた方向性と重なる部分は非常に大きいような気がいたします。
それゆえに期待も高まっているわけですが…。
何よりそのリーダー候補は『声を聞く』と、つい最近、正式な場でおっしゃっていますから、そういう人に対してはあれこれ「苦情」を主張するよりも、前向きな「提案」を用意しておいて聴いていただくと伴に、惜しみない協力を提供した方が好ましい結果につながるように思います。
ここまで見てきた「えひめジョブチャレンジU-15事業」については、
「愛媛県教育委員会 義務教育課」のホームページから次の資料をダウンロードできます。