11月17日の愛媛新聞の記事です。記者は山内拓郎さん。
じわじわときてるってことなのでしょうか。やはり危機感の共有は必要なように感じます。
魚離れなどの食文化の変化
漁価の低迷
これも原因の一つであるという内容で報じられています。
以下記事の全文を書き写してみました。ご覧ください。
(太字は私の施しです)
愛媛県宇和島市築地町2丁目の宇和島魚市場が、経営悪化を理由に2016年度末での閉鎖を検討していることが16日、分かった。野中直社長は「健全な運営をしていける見込みが立たない」としており、12月上旬までには役員会で正式決定する見通し。
同市場は、市内の漁師や鮮魚店経営者らで組織する協同組合が1947年開設、51年に資本金約300万円で株式会社に移行した。多彩な鮮魚に加え、宇和島の特産品であるかまぼこやじゃこ天の原材料のエソやハランボなどの小魚の競りを主力に運営している。社員はパートを含め計8人で、全員が地元採用。
ピーク時の89年度には売上高約10億円だったが、魚離れなど食文化の変化や魚価低迷により次第に減少。国道56号バイパス建設と港湾整備に伴って同市弁天町1丁目から現在地に移転した98年度以降は赤字が続き、2015年度の売上高は約2億7000万円、累積赤字は約2000万円に上る。野中社長は「70年近く続いた歴史に幕を下ろすのは残念だが、仕方ない」としている。
水産業の活性化へ向け、宇和島魚市場と県漁連宇和島支部魚市場(築地町2丁目)統合を検討するために14年3月、市と両市場関係者、学識経験者らが「宇和島地区地域水産業再生委員会」を立ち上げ、協議を進めていた。これまでに大浦湾埋め立て地に市が建物を建設し、両市場が運営する方針を確認していた。
県漁連宇和島支部は「宇和島魚市場の閉鎖も含めて決定事項はまだなく、統合移設の計画を進めたい」、市水産課も「計画には影響はない。専門委員会での協議を深め、両者の意向に沿って推進していく」としている。
「大浦湾埋め立て地に市が建物を建設し、両市場が運営する方針を確認していた。」というような記述もあります。
市議会の議事録なども調べてみます。
こっちの記事は、最後で少し断定的な書き方になっています。気になります。
http://www.news24.jp/nnn/news8787760.html