255)11月1日新メニュー「真ハタ飯」登場!(宇和海亭 真ハタ家)の記事で「宇和海亭 真ハタ家」さんの新メニューの紹介と「認定漁業士のこと」、「宇和島水産高校との連携」、「プライドフィッシュこと」について頭出しさせていただきました。
今回は「プライドフィッシュ」と「愛育フィッシュ」のことについて見ていきたいと思います。
「マハタ家」さんの誕生の経緯やそれと関わっている認定漁業士の方々、宇和島水産高校やそのほかの方々とのつながりについては、次回以降見ていくことにします。
それでは、さっそく見ていきます。【画像】「全国漁業協同組合連合会」
「宇和海亭 マハタ家」
「プライドフィッシュ取扱店」
「愛育フィッシュ料理専門店」
とあります。
説明文としては次のようにあります。
愛媛県認定漁業士が、「自分たちの育てた愛育フィッシュを食べてもらおう」と有志でオープンしたお店。マハタを中心とした、全国でも珍しい「愛育フィッシュ料理専門店」です。
「愛媛県認定漁業士」という言葉も出てまいります。
「プライドフィッシュとは何か?」「愛育フィッシュとは何か?」
今回、見ていくのはここです。
はじめは「プライドフィッシュ」についてです。
漁師が選んだ、本当においしい魚。
それが、PRIDE FISH— プライドフィッシュ —魚離れが年々進む中、本当においしい魚を食べたことがある人はどれだけいるでしょうか。思わず感動せずにはいられない魚の本当のおいしさをもっとたくさんの人に知ってもらうため、地元漁師が自信を持って勧める魚を「プライドフィッシュ」に選定。地域ごと、春夏秋冬ごとに、魚を知り尽くした漁師が選ぶ”今一番食べてほしい魚”をぜひ味わってみてください。
次は「愛育フィッシュ」についてです。
プライドストーリー
確かな腕の漁業士が、愛情こめて生産する「幻の高級魚」。
味はもちろん、美容にも嬉しい自慢の魚マハタは天然の漁獲がほとんどないため知名度は低いものの、独特の歯ごたえと上品な旨みがあり、知る人ぞ知る「幻の高級魚」です。癖のない白身は、和洋中に関わらず幅広い料理で活躍し、加熱しても身崩れしにくいため鍋にもぴったり。お肌にみずみずしさを与えたり、関節炎や骨粗しょう症の改善効果をもつと言われるコラーゲンが豊富に含まれることも嬉しいポイントのひとつです。
かつて愛媛の養殖漁業は、従来はマダイやハマチを主体として、養殖・流通・販売を行うものでした。この状況を打開するために作られたのが「愛媛県認定漁業士協同組合」です。「愛媛県認定漁業士協同組合」は、45歳未満の漁業後継者を対象に県が行う認定漁業士養成講座を受け、認定された漁業士からなる生産者集団のこと。洗練された生産技術により、確かな品質の魚を提供しています。
愛媛県認定漁業士協同組合が県と連携して、マダイやハマチに続く新たな養殖魚として生産されたのが「愛育フィッシュ マハタ」。「愛育フィッシュ」は愛媛で愛情をこめて大切に育てられた、安心・安全・高品質な魚に与えられる名称で、確かな品質と味を誇っています。
水揚げ漁港や漁法
豊かな漁場と良質なエサで育つマハタ。
誕生から出荷まで一貫した飼育で品質は抜群魚類養殖生産量日本一を誇る愛媛県。マハタが育てられるのは、その中でも特に養殖に適した、リアス式海岸と太平洋に近く黒潮が流れ込む、宇和島の豊かな漁場です。愛媛県水産研究センターで生産したマハタの種苗を使い、誕生から出荷までを一貫して県内で飼育。専用のエサは漁業士組合、愛媛大学、県水産研究センターで共同開発したもので、消化吸収が良く、栄養価が高いのが特長です。エサに混ぜ込まれているみかんパウダーは、臭みを抑えるだけでなく、含有されているβクリプトキサンチンという成分によって免疫機能を高められるため、病気に強い元気な魚になるという効果も期待されます。
「プライドフィッシュプロジェクト」について
おいしい魚の底力を、感動を、もっと知ってほしい。だから、プライドフィッシュプロジェクトは生まれました。
進む魚離れと、消費者が抱くイメージのギャップ
若年層の魚離れなどにより、一人あたりの魚介類消費量は平成13年をピークに年々減少傾向にあります。魚のおいしい食べ方や旬などの情報を直に消費者に伝えてきた魚屋の減少もその傾向に拍車をかけています。
2011年に実施された魚料理に対するイメージ調査を見ると、「健康に良い」「もっと食べるようにしたい」という思いを抱いている人は多いようですが、「おいしさ」については残念ながら肉料理に劣るというイメージがあることが分かります。「食育」への注目度が高まる中で栄養面、健康面から魚を食べたいという意向はあっても、実消費につながっていない。それは、魚の本当のおいしさを実感する体験が減っているからではないでしょうか。「週末に、旅行先で、おいしい魚を食べたい」というニーズに応えて
そうした風潮の中で、水産庁では2012年から簡単に調理できる水産加工品「ファストフィッシュ」を認定し、家庭の中で手軽に魚料理を取り入れられる取り組みを進めています。しかし一方で、魚の真の旨さを知っている漁師としては、魚の真のおいしさと感動も実感してほしい。「週末に、あるいは旅行先でとびきりおいしい魚を食べたい」という声に応えたい。そんな思いから、「ファストフィッシュ」と表裏一体のプロジェクトとして「プライドフィッシュプロジェクト」が生まれました。
プライドフィッシュのプライドたる所以。その名に込められたストーリーのご紹介
こちらのスライドからの切り取りです。(Vol.1 「ファーストストーリー」)
次回以降、「認定漁業士」のことなどについて引き続き見ていきます。