220)宇和島で働く意味は、宇和島で働く大人(ヒーロー)に学べばいい

次の画像は文部科学省のホームページをキャプチャしたものです。
文科省は今、キャリア教育にも力を入れています。その背景や理由は後述します。
キャリア教育 ヒーロー アイキャッチ
画像中央に、

「働く意味は、働く大人(ヒーロー)に学べばいい」

とあります。

次のように置き換えてみましょう!

「宇和島で働く・生きていく意味は、宇和島で働く・生きている大人(シゴト人)に学べばいい」

これって、平成20年に宇和島市が「宇和島シゴト人バスツアー」でやったことと目指すところは全く同じです。
宇和島市は今から8年も前に、今、国レベルでやろうとしていることに既に、着手していたのだということになります。すごいことだと思います。
(PCでご覧になっている方は右のカテゴリーから「宇和島シゴト人バスツアー」をクリックしていただけると関連の記事を見ることができます。スマホでご覧になっている方はこのページの一番下までスクロールしてください。カテゴリーを確認していただけます。)

そして、それは「カタリバ in 宇和島実行委員会」の事業として、有志からなる実行委員会と事業の趣旨に賛同する方々の協賛金で今も引き続き実行されています。
素晴らしいですね。

幕末から明治にかけて、宇和島藩はこの国全体をリードする役割を果たしました。
宇和島藩は世の中が大きく変化する状況では教育が大切だと考えていたのです。

うわしん伊達文化 NEXT100 プロジェクトの第2弾「伊達宗紀宗公物語」にも、次のような記述があります。((148)の後半でご紹介しています。)

「江戸幕末期から明治初期は、日本が大きく変わっていく時代でした。」
「宇和島藩を継いだ宗紀は、この苦しい状況を変えようと乗り出しました。
「宗紀は、このような厳しい時代には、何よりも人の教育が大切だと考えました。
武術や学問をすすめ、日本の将来を担う若者たちの育成にも力をつくしました、」

人口減少、少子高齢化社会の急速な到来。日本も宇和島も大きな変化の時期を迎えています。
そして脚注にこうあります。

「藩政時代からの優秀な子弟を教育する藩校が城下に設けられた。

藩の方針によって将来を担う若者たちの育成に力を尽くす。
そういう風土・文化・土壌が歴史的に、そして今も存在する地域。
それが南予・宇和島だと思います。
西予市、鬼北町、松野町、愛南町もがんばってますね。これまでいくつか紹介しています。

文科省のサイトのキャプチャを再度紹介いたします。

キャリア教育って何?

職場体験・インターンシップ・社会人講話などの体験的な学習を効果的に活用し、地域・社会や産業界と連携しながら…

とあります。

219)キャリア教育による地域の活性化で次のように紹介しました。
宇和島では既に行われていることなのです。

宇和島には以前から次のような素晴らしい取り組みが行われています。
例えば…
・宇和島シゴト人バスツアー
・うわじま子ども観光大使
・元気うわじまサポートバンク
・アグリスクール
・中学校の職場体験学習
・水産高の地域活動
・東高のスーパー・サイエンス・ハイスクール
・南校のスーパー・グローバル・ハイスクール
・カタリバ
・ようこそ先輩
・インターン
・地域起こし協力隊
などなど…、他にもたくさんあります。

更に、文科省のサイトをキャプチャします。
特に、最下段にご注目ください。

中学・高校での実践のイメージ

「地域・社会や産業界との連携・協働」

とあります。繰り返しになりますが、宇和島にはその素地が既にあるのです。
ここは本当に宇和島の強みになると思います。
しいて言うなら、個別の取り組みが体系化されていない。
参画している方々の想いや方向性も重なっていなかもしれません。
それぞれが、それぞれに、それぞれの想いで、ほそぼそと、ばらばらにやっている状況にあるかもしれません。
取り組みの大きな目的(ベクトルの方向性)を重ね合わせ、相互に連携させ、体系化することができたら、ものすごい効果が出てくるように感じます。

南予には人々が最終的に欲するような有形・無形の価値がたくさん残っていると思います。
そのことに気付き、受け継いでいきたいですね。

ここ数日の愛媛新聞の記事を紹介します。
それぞれの切り口の取り組みになっていますが、いずれもある種のキャリア教育そのものです。地域に貢献する人材を育成するための取り組みになっているという意味において…。

40家庭クラブ活動

重機操作60

ため池改修工事40

インバウンド。外国客船のおもてなし。
そういうことを考えると次のようなチャレンジもぜひとも応援したい取り組みだと思います。

英語40

キャリア教育、起業家教育については今後も考えていきます。

フォローする