186)東京築地で「海すずめ」がブームに これは大きな可能性の小さな種かもしれない

いきなり本題から外れますが(最終的には合致しますが)…、今回の記事の関連でいずれ、
 『宇和島練り物工房 みよし』さん
のことを取り上げようと思っています。

話を本題に戻します。

東京の魚市場、築地で「海すずめ」がちょっとしたブームになっているようです。
以下の写真はいずれも水間浩志さんが、この記事の一番下に張り付けたChika Ogiharaさんのフェイスブックに「築地で、ブーム中です。」のコメントとともに投稿されたものです。水間さんにご了解いただいてここに掲載しました。

丸5 築地5

丸4 築地4

丸3 築地3

丸2 築地2

丸1 築地1

どういうことなのでしょう?
宇和島を応援してくれてる感が伝わってきて、うれしいですよね。

水間さんに聞いてみました。
築地のみなさんはどのような心境?想い?でこのようにしてポスターを張ってくださっているのか、そのあたりのことも教えていただけないでしょうか?」

返信が帰ってきました。

築地市場からのメッセージ! 海すずめの映画は、愛媛の宇和島市が舞台である事で非常に受け入れ易い環境にありました。なぜなら、愛媛は元より特に宇和島という知名度が、養殖真鯛の一大生産地であったからです。真鯛に限らず、鰤や勘八、鱸の養殖魚からこれからシーズンの真鱧、天然真鯛等の海の幸が周年築地市場を潤してくれています。その様な中で、宇和島が舞台の海すずめが築地市場で親しみ易く浸透でき、市場の魚と海すずめが想わぬ融合というか、コラボレーションしていると感じています。6月15日のプレミア上映会に、お客様を招待する予定です。個人の力もこれくらいです。チケットあれば、送って~!では、映画の成功をお祈りいたしております。頑張ってください!」

映画の成功を応援してくれています。

築地のみなさん!水間さん!ありがとうございます!

築地の方々にとって宇和島は養殖真鯛等の一大生産地であって、その海の幸が周年築地市場を潤してくれている。だから親近感がある。魚と海すずめが思わぬ融合、コラボレーションをしている。そういうことなのですね。
(残念ながら、私の手元にチケットはありません。誰か余分がある方は送って差し上げてくださいませ(笑)

さて、
今後の宇和島の発展を意識して、もう少し深く考えてみると、ここにには非常に大きなヒントがあると言うか意義があると言うか…、
これは大きな可能性の小さな種かもしれません。

宇和島に親近感がある。単にそれだけだったら、宇和島が舞台であるとはいえ内容的には商売の魚とはあまり関係のない映画のポスターをこのような形でみなさんが貼ったりするものでしょうか。
しかも荻原実紀さんがコメント欄でおしゃっているように「水にかからないようにカバーまでしていただいていますね」。
これだけのアクション(実行)が伴うというのは、明らかにもっと積極的な心情で、魚を越えて地域としての「宇和島」を「応援」してくれている。そんな風に感じるのです。ファンといってもいいかもしれません。

そしてこのことに大きな意味を感じます。

「マーケティング3,0」とか「マーケティング4,0」という言葉を知っている、あるいは聞いたことがある。そういう方も多いと思います。検索するとドバーッと出てきます。
この方のサイトの説明がかみくだいてくれていて分かりやすいように思いました。

http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2010/10/marketing30-6fe.html

「マーケティングとは売れるための仕組みづくり」
営業マンが無理をしなくても自然と商品やサービスが売れていく、そのような状態になるために、どうすればいいかを考えるのがマーケティングの基本といって良いだろう。

と説明してくれています。

正確な定義からはちょっとズレるかもしれませんが、私でも理解できるぐらいに思いっきり丸めて言うならこんな感じです。

売ったり買ったりの商売の仕組みも社会の発展につれてレベルが上がっていく。

【レベル1】(製品の問題)
消費者がいいモノがお手頃と思えば買う、売れる
消費者はとにかくモノが必要だから買う感じ。
生産者はいいモノを作ることに注力する感じ。

【レベル2】(顧客の満足の問題)
顧客のニーズに合えば買う、売れる
顧客は、自分の好みにピッタリくるものがあれば買う感じ。
生産者は、顧客のニーズに注力する感じ。

【レベル3】(共感の問題)
生産者の理念や行動に価値を感じれば買う、売れる
顧客は、商品そのものというより生産者のファンだから買う感じ。
むしろ生産者を応援したいって思えちゃう感じ。
生産者は、共感や感動を提供することに注力する感じ。

【レベル4】(自己実現の問題)
社会的な価値創造に向けて生産者とともに共創する

こんな感じでしょうか?
次回以降、「株式会社宇和島」がつくり出すいろんなモノ・コト、価値、これが売れていく仕組みづくりについても考えていきます。
その際、『宇和島練り物工房 みよし』さんを取り上げてみたいと思います。

「海すずめ」どんなストーリー(物語)なのでしょう。楽しみです。
植村花菜さん
の主題歌「ただいま」もいいですよね。

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