2015年2月。インターンで約1ヶ月、宇和島に滞在した関西の大学生だった彼女はインタビューにこう応じました。
大阪で働いているときは お金で動く人ばかり見てきたので
ここに来て 地元の愛のために動いている人たちを見たとき
こういう思いで動く人たちが たくさんいることを教えてもらった
2015年2月26日。NHKおはようえひめが取り上げたコーナーです。
以下はその動画になります。
私の技術不足で番組全部の動画をアップすることはできませんでした。しかも5分割です。
ご覧いただくのは面倒かもしれませんが、ぜひ見てください。
特にどうしても見ていただきたいのは、②と⑤です。(できれば全部見てください)
理由は、後半で説明します。
① 都会から地方へ 新たな就業体験
② 地域活性化を目指す事業者のもとでのプロジェクト
③ 商店街の活性化に取り組む学生
④ 難しいなぁ… アイデアを練ること一週間
⑤ 初めて働いた地方 大きな発見
まずは・・・
② 地域活性化を目指す事業者のもとでのプロジェクト
この映像の舞台は、立ち上げに向けて作業中の「こもてらす」ですね。
大学生はインタビューに対して次のように応えています。
「小中高生を巻き込みたい…」
わずか1ヶ月の事業参加の期間に、何が彼らにそう言わせたのか、その背景は番組では取り扱われていません。でも、このことは凄いですね。
「世代を越えて事業を継承していけるように、自分たちだけで実行するのではなく、しっかりと事業の立ち上げの当事者として、次世代を巻き込んでおきたい」
そう言っているのです。
事業の後継者の問題。これは宇和島のみならず南予地域における大きな課題になっています。
次に…
⑤ 初めて働いた地方 大きな発見
それがこの記事冒頭の言葉です。
「宇和島には地元の愛のために動く人たちがたくさんいる」
地域の大人が、若者とどのように関わり、何を伝えるのか。
その関わり方、働きかけ、それ次第によってわずか1ヶ月という短期間に、都会の若者に対してこのような認識、言葉、イメージをつくり、また引き出すことができるのですね。
この番組を見て感じたことが3つあります。
一つ、外から来た若者が宇和島に魅力を感じているということ
二つ、そのための期間は約1ヶ月を要した、あるいは1ヶ月あれば十分ということ
三つ、そのような認識は地域の人との関わりによって生まれたであろうということ
ここに、もの凄いヒントがあるように思います。
ひるがえって、地元宇和島の高校生以下の若者は宇和島に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか?そしてそれはなぜなのでしょうか?
「地域への愛を伝えているでしょうか?」
「地域への愛は伝わっているでしょうか?」
私たちは何がしたいのでしょうか? 何ができるのでしょうか?
このことは、私たちが真剣に考える価値と意味があることだと思います。
その理由はこれです。
次回以降、このことも見ていきます。
ブラジュリ リズ さん
こもねっと さん
その他の方々の取り組みについても、あらためてとりあげたいと思います。