上甲監督(当時40歳)率いる宇和島東高校は、1988年の選抜で初出場・初優勝の偉業を果たしました。
1988年選抜高校野球・決勝戦 宇和島東、初出場V
決勝戦のハイライトシーンです。ぜひご覧ください。(約13分)
9回表、最終打者を打ち取り優勝を決めるシーンでは、宇和島ファンならこみ上げてくるものがあると思います。(「55spbbsc」さん。ありがとうございます。)
1988年選抜高校野球 宇和島東校歌、閉会式
うぐいす嬢の次のアナウンスから始まります。
「ただいまから優勝いたいしました『宇和島東高校』の栄誉を称え、同校の校歌を斉唱して、校旗の掲揚を行います。」落涙の人もいるかもしれません。(約9分)
(これも「55spbbsc」さん。ありがとうございます。)
当時40歳だった上甲監督は、当時の宇和島東高の高校生を率いて日本の頂点にたちました。
優勝ナイン(チーム)と優勝チームを支えた、当時の高校生は今、45~46歳。
「Real 40’s(リアル・フォーティーズ)」の世代です。
今から、20年後。
宇和島を差配し、仕切っているのは、今の40代でしょう。
そして、その頃、宇和島の原動力になっているのは、今の高校生以下の世代のはずです。
宇和島は、今後、人口減少・少子高齢化の進展によって非常に厳しい時代を迎えるはずです。
(どのような状況が予想されるのかについては、次回以降詳しく見ていきます。)
40代・30代の世代が、20代・10代の世代とどのような関わりを持っていくのか。
何のために、何を実現したくて、だから、どのような関わりを持って、何に取り組んでいくのか。ここがとても大切になってくると思います。
そして、そのために、50代・60代の「今の宇和島を牛耳っている世代」。この方々が、今、後輩たちに対してどのような支援をするのかということも、近い将来の宇和島に決定的な影響を及ぼすと思います。
つまるとことろ、今、世代を越えて、あらゆる世代の市民が、どのような方向で、何をするのか。
ここですね。
もし、今後、とりたてて特別なことは何もしないということなら、宇和島は20年~40年の時間をかけて徐々に終わっていきます。(そのことも次回以降見ていきます。)
20年って遠い、遠い将来ですか?
そんなことはありません。ある意味、あっという間です。
宇和島東高校が甲子園で優勝してから、もはや四半世紀(25年)以上が過ぎています。
40代以下の世代にとっては、極めて現実的な近い将来の課題のはずなのです。