106)愛媛と宇和島を担う子ども観光大使

【愛顔のえひめ子ども観光大使】
信藤先生が第1期生を募っています。次のように説明されています。
『えひめのよさを知り,えひめを誇りに思う。そして,えひめのよさを発信する!それが「愛顔のえひめ子ども観光大使」』

高校を卒業すると地域から出て行ってしまって戻ってこない。
若者が減り、したがって地域で生まれる子どもが減る。児童生徒が減り、学校の統廃合が進み、いずれ地域が衰退する。そういう悪循環が危惧される状況にあって、郷土のよさを知り、郷土を誇りに思い、そのことを発信できる人材を地域での実体験を通じて育んでいく。まさに今、必要とされている取組みだと思います。

【うわじま子ども観光大使】
次のように説明されています。

うわじま子ども観光大使とは
宇和島を誇りに思う子を育てたい

1 宇和島のよいところ
宇和島には,よいところがたくさんあります。
例えば,真珠,みかん,米などの特産品。
そして,鯛飯,さつまといった郷土料理。
さらには,伊達家の歴史や宇和島出身の多くの偉人たちの業績。
和霊大祭をはじめとする地域の祭り。
どれをとっても他にはない宇和島のよいところです。

2 体験する→発信する
「うわじま子ども観光大使」は,それらを知り,体験します。
そして,地域のよさを伝え,発信することで,よりよいまちづくりをします。

3 より好きになり,誇りを持つようになる
「うわじま子ども観光大使」としてこれらの活動を進めることで,子どもたちは宇和島をより好きになり,誇りをもつようになります。
自分が住んでいるところ大好きになることは,これからのまちづくり教育において極めて大切なことです。

こちらが「うわじま子ども観光大使」のホームページになります。

こちらの動画もご覧下さい。

素晴らしい取組みだと思います。
そして、地域のさまざまな方の協力に支えられてこの取組みが成り立っているのだということもわかります。
ものすごい可能性を感じます。
「うわじま子ども観光大使」は始まって2年目、毎年30人前後です。
宇和島市には約3500人の小学生がいます。この素晴らしい体験に参加できる小学生はわずか1%未満ということになります。
もし、10倍にできたらどうなるでしょうか?
もし、100倍にできたら何が起こるでしょうか?
それはできることだと思います。
宇和島で、地域の産業、レジャー、歴史、文化、伝統にたずさわっている大人たちが、あと10倍の数の方々が子どもたちと関わることに参加・協力できたなら…、それは実現できることだと思います。
何も一から新しいことを始める必要があるわけではないのです。常々行っていることを年に何回か子どもたちと一緒にやる、その際、その仕事や遊び、歴史や伝統について、そのやりがい、楽しさ、意味、一方で苦労、その思いを語りかけながら一緒になってやればいいんだと思います。
そのことで、どんな影響・効果が出てくるかは、平成20年に行われた「宇和島シゴト人バスツアー」というイベントが証明してくれています。その後を引き継いだ「カタリバ」という取り組みが証明してくれています。

人口減少、少子高齢化、消滅可能性が指摘されるなかで、地域の将来を担う人材を地域が一丸となって育成・教育する。今だからこそ、とても大切なことだと感じます。
そして「地域が一致団結する」このようなことを都市部で実現することは至難の業だと思います。一方、宇和島の方々のつながりはとても強いですよね。
ここが宇和島の最大の強みだと思います。都市部には逆立ちしても真似ができないところだと思います。
危機感を共有し、取り組むべき方向性も共有して、実行の部分で協力できたなら、行政、学校、産業、金融、メディア、そして市民が連携・協力できたなら、持続可能性が出てくると思います(^^)

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