26)宇和島の人口ピラミッド(過去、現在、将来のグラフ)

宇和島の人口ピラミッドについて、過去の推移と今後の予測をグラフにしてみました。
データ元は「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」です。
消滅可能性都市・宇和島の意味がよくわかります。
このまま何もしないと宇和島ははっきり言ってヤバいかもしれません。
人口ピラミッド 1990-2015
上のグラフは過去と現在の比較です。
左が約25年前の1990年、右が現在2015年の人口ピラミッドです。

25年前。働き盛りと10代以下の人口が多くて消費も盛ん、生産も活発だったことが推測できます。ただし、20歳前後の人口が極端に少ない。
高校を卒業した若者が街を出て行ってしまう。その構造が既にあったことがわかります。
ただ、全体としては働き盛りの層が十分にいたので問題は表面化しなかったかもしれません。
この構造がこれからの宇和島にいよいよ深刻な影響を及ぼすことになります。
若者の流出が止まらず、したがって減ってしまった地域の若い夫婦から生まれる子どもがどんどん減っていきます。
このため現在、小学校、中学校の統合が進んでいます。

人口ピラミッド 2015-2040
上のグラフは現在と将来予測の比較です。
左が現在の2015年、右が約25年後の2040年の人口ピラミッドです。

25年後。少子高齢化が現在以上に進みます。
このままでは、おそらく宇和島市の税収もどんどん減っていきます。
こうして宇和島はジワジワ、ジリジリと寂れ、衰退していってしまいます。
もはや行政だけの力ではムリ!そう感じます。

一方で、宇和島には十分可能性があると思います。
宇和島市民と、宇和島を応援したいと思っている域外の人々もたくさんいらっしゃると思います。

何ができるか、そこを考えていきます。

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