156)宇和島伊達家13代ご当主からの重要なメッセージ

これからの宇和島のこと。そのために取り組まなければならないこと。取り組みたいこと。
このことについて、映画「海すずめ」をきっかけとして、とても大切なメッセージが発信されています。
語られているのは宇和島伊達家13代ご当主の伊達宗信氏です。

メッセージの重要な部分を私なりに要約すると次のようになります。
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1 人口減少・少子高齢化の進展、その結果としての宇和島の過疎化。今後、宇和島はそういう厳しい現実と向き合わざるを得ない。

2 一方、宇和島には他の地域にはない、素晴らしさ・価値・強みがある。南予地方の人々の温厚な人間性や地域性もその一つ。それが宇和島に関わった人に宇和島を好きにさせる。

3 しかしながら、それらは地元・宇和島の人にとってはあまりにも日常的で、当たり前のこと過ぎて、取り立ててどうこう言うほどのものではないと認識されている可能性がある。地元が宇和島のよさに気付けていない可能性がある。

4 地元・宇和島がまず最初にしなければならないことは、当たり前と思っていることが決して当たり前ではなく、他の地域からすると実は素晴らしい魅力であることに気付くこと。

5 その宇和島の素晴らしさ・価値・強みに、更に磨きをかけること。新しい価値を付加していくこと。

6 それを世代を越えて、継承していくこと。今を生きる者が、将来の宇和島を担う子どもたちに伝える取り組みをすること。

7 400年という節目を経験できる、今、宇和島に生きる私たちが、私たちの使命を自覚して、地域の魅力を発展的に次世代に継承することの第一歩を踏み出したい。
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詳細は、以下をご覧ください。
とてもソフトに語られていますが、明確かつ強い意志が感じられます。(この記事の最後に以下の画像のリンク元を貼っておきます。)

ご当主のメッセージの背景にあるもの。これらについては、次回以降、改めて私なりに考察してまいります。

映画「海すずめ」で宇和島の魅力を世界へ発信、今こそ RESTART の時(その1)

映画「海すずめ」で宇和島の魅力を世界へ発信、今こそ RESTART の時(その2)

こちらは、えひめ地域政策研究センターの関連ページへのリンクです。
舞たうん(第128号 映画・映像を活用した地域づくり 平成28年4月発行)

こちらから、上の画像の元PDFをダウンロードできます。
映画「海すずめ」で宇和島の魅力を世界へ発信、今こそ RESTART の時

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